ニュースでよく聞く「タックス・ヘイブン」とは?
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最近ニュースでよく聞くタックス・ヘイブンとは「tax(税金)」「haven(避難所)」として、一定の課税が軽減されたりないしは完全に免除される国や地域のことを指します。別名、租税回避地とも呼ばれます。
タックス・ヘイブンの起源とは?
タックス・ヘイブンは元々、小さな島国などの産業が発達しない国家が、国際的な拠点となるよう促進するために作成した制度です。この制度を作成することで貿易の拠点となり、外貨が国内で消費されるので海洋国家にとっては有利な方法として考えられていました。
タックス・ヘイブンを行っている国や地域とは?
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タックス・ヘイブンを行っている国で有名なのはF1レースの開催地でもあるモナコ公国やサンマリノ共和国が有名です。他にはバハマやケイマン諸島などのカリブ海地域の島やドバイ、バーレーンなどの中東の国もこの制度を取り入れています。
日本に身近なアジアでも香港やマカオ、シンガポールなども税率が低く海外の企業が盛んにこの地域でビジネスを行っています。
世界のあらゆる場所に存在するこの「タックス・ヘイブン」は悪いことに悪用される資金源になったり、透明性の低いお金の流れを生むとして今後さらに問題視されることがあるでしょう。
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